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Author:Visit Lakeus
フィンランド中西部在住。
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地方で暮らすということ
Moi!

今日は日中はいい秋晴れというか冬晴れのお天気でした。今日からいよいよ11月ですもんね。最高気温は7度。黄葉もほとんど終わり、濡れ落ち葉が道路にへばりついているのが目立つ季節になりました。

さて、週末にIiittalaのアウトレットポップアップショップでばったり会った台湾人の友達。実は1度しか会ったことはないのですが、共通の知り合いがいたり、またFacebookでつながっているのでなんとなくお互いの近況は知っているという状況。

彼女は台北市出身で、旦那さんと知り合ってフィンランドに移住。最初はヘルシンキに住んでいたものの、数年前からAlajärviというセイナヨキから車で1時間ほどの街に移住。ちなみにAlajärviの人口は1万人弱。

彼女自身は地元の応用科学大学も卒業し、現在は産休職員の代わりに学校で先生の補助の仕事をしているとのこと。家族もいて、仕事もあるし、フィンランドでの学位も持っている。一見すると満たされた生活のようですが、彼女にとってやはり仕事が不満、というより彼女が求めている仕事が見つからないという現実にもがいているようでした。同じ地方都市に住む移民として大きく、大きく頷いたのでした。

地方都市で暮らすというメリットはいくつかあります。
競争倍率が低いこと(特殊技能があればよけい)
ネットワークがつながりやすい
自然がたっぷり
私が住んでいるところに限定すると公共サービスが割とすぐ受けられる

デメリットを一つずつあげていくとちょっと落ち込みそうなので割愛しますが、
文化活動要素はぐっと小さくなります。美術館やコンサート、レストランやカフェ、ショップ等の質、数、
そして仕事が限られる(大企業が少ない)

たぶん友達や私がひっかかているのはこの2つの要素。文化活動はもう都会に出向くしかないとして、仕事はね。先にも書いたように手に職がある人は強いです。そして起業するチャレンジ精神、ビジネスセンスがある人もよいと思います。
例えば彼女は美術館等で働きたいとのこと。でもそこで働くには学位が必要だし、学位を取ったとしても必ずしも職がある保証はなく、むしろ可能性は低め。そういう意味で色々悩んでいるようです。

私は幸いわらしべ長者的ネットワークで色々なお仕事にボチボチ携わることができていますが、やはりここに至るまで10年ぐらいかかりましたからね。あ、もちろん積極的に努力している人はもっと早くたどりつけると思いますが、タイミングなどもありますからねぇ。

そして地方生活がその人に向いているかどうかは、様々な要素の掛け合わせなので何とも言えませんが、ある程度の割り切りというか、多くは求めないというか、他と比較せず自分に軸を置くというか、そういう考え方が必要なのかな、と思ったのでした。

昨日は別の地方都市に住む友達の、首都圏に住むメンバーから課せられた理不尽な仕事の状況を聞いたり。首都圏に住むその人達には地方都市のリソースの少なさが想像できていないのが問題なのかなと思ったり。

日が短くなってお天気が悪い日が増えてくると(それだけが要因ではありませんが)何かと落ち込みがちな日々がやってきました。私は今のところ大丈夫そうです。ええ、”今”の時点では。

最後の写真は空が燃えているような朝焼けの写真。気温が低くなると空の色がきれいになります。明日もこんな朝焼けが見えたらいいのですが💦
朝焼け

ということで皆様、よい一日をお過ごし/お迎えください。

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テーマ:北欧 - ジャンル:海外情報

フィンランドの生活 | 01:18:51 | トラックバック(0) | コメント(2)
コメント
地方で暮らしたことについて
フィンランドの地方で4年間暮らしことがあります。だから、地方で暮らすメリットはを心得ているつもりです。十数年前、地方に住んでいた時は公立の歯医者を比較的簡単に受診でき、適切な処置を受けられました。しかし都市、特にヘルシンキでは緊急性がなければ公立の歯医者にかかるのは難しいことです。地方の自然も綺麗でした。夏はもちろん、真冬の晴れた日の-25℃の川べりの幻想的な風景も。自然の風景の写真をたくさん撮りました。一方で、文化的要素についてはデメリットを強く感じていました。地方在住時代のフィン人のルームメイトに「ここには文化がない」、「あったとしてもアールト設計の教会しかない」と、戯けながらも本音まじりで言っていたのを思い出します。「美術館やコンサート、レストランやカフェ、ショップ等の質、数」は、まさに地方に住んでいた当時の自分が欲していたものでした。それを享受できる現在を嬉しく思います。文化活動は融合や連動がなされやすいので、今は文化的多様性が比較的多くある都市に住んでいるメリットを感じます。もちろん、それでも都会の喧騒を離れて、地方の静けさや自然のある暮らしを恋しく思うことがあります。そんな自分を知っているので、毎年異なる地方の滞在型文化施設を訪れては、数ヶ月間滞在しながら制作活動をしています。数年前までは無意識的に、今では意識的に、都市生活と自然のあるくらしのバランスをとっているつもりです。都市の生活と地方の長期滞在は、今の自分にとって、どちらも欠かせない大切な時間なのだと思います。
2022-11-02 水 07:06:13 | URL | [編集]
Re: 地方で暮らしたことについて
コメントをありがとうございました。
やはりフィンランドの地方で過ごすということは文化的要素が欠乏してきますよね。(一方で歯医者の件、自然の美しさでは大きく頷きました。)
どのような暮らしをするのか、また住んでいるところとどのように折り合いをつけていくかは人それぞれですよね。その人なりの解決方法が見つかるといいなと友達の話を聞きながら思ったのでした。
色々な滞在型文化施設で滞在しながら新しい作品を生み出していくというのも素敵な方法ですね。新しい作品、また楽しみにしています。
2022-11-03 木 00:49:13 | URL | Visit Lakeus [編集]
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