2019-01-28 Mon
Moi!極寒の日の名残りで現在-20度、予想最高気温は-13度。-25度以下を経験してしまうと-13度?ぬるいな、と感じるのは有難いことなのか、おめでたいことなのか。
さて、今回は先日行った地ビールパーティーでの話。一緒にいた友達の一人は旦那さんが不参加。どうしたのかと思っていたらいわく、
”今頃タンペレかユヴァスキュラのどこかにいるみたい。まあ深夜にはセイナヨキに着くみたいだけどね。ああ、幸い私の子どもじゃなくてよかったわ。”
と。
他の人のフォローを聞くと、ヘルシンキ発の電車、同じプラットホームから出るのに、途中のタンペレで車両の半分はVaasaに、半分はユヴァスキュラに向かうために車両が離されるとのこと。しかも恐ろしいことに同じ電車なのに車両を間違えたと気付いても一度車両を降りなければ移動できないらしいのです
遠距離列車の場合、通常はチケットを買うと車両と座席番号が決まっているのでそこに乗れば問題ないのですが、彼女の旦那さんは駆け込み乗車をしてユヴァスキュラ行きの車両、しかもレストラン車両にいたらしく、タンペレを過ぎてもうすぐセイナヨキだと思っていたら実はユヴァスキュラに向かっていたという。
だったら単に次の駅で降りてタンペレまで戻ればいいじゃないか、という話なのですが、ここはフィンランド。電車は1時間に1本しかないため、タンペレに戻るまで1時間に1本しかない電車に乗り、タンペレからさらに1時間に1本のセイナヨキに向かう電車に乗ろうと思うと乗車時間の何倍も駅で待たないといけないはず
それにしても” 幸い私の子どもじゃなくてよかったわ”にはもう彼女の呆気に取られているというか、我関せずの絶妙な気持が込められていて失礼ながら爆笑してしまいました。もしこれが子どもに起こったことなら現地まで迎えに行ってあげないといけないぐらいの勢いになると思うのですが、相手はいい大人、自分のことは自分で解決しなさいと。
いや、それにしても同じ電車で違う行先の落とし穴、知ることができてよかったです。特にヘルシンキ駅って電車の最後尾が駅側にあるので、予約している席が先頭車両ならかなり歩かないといけないのですよね。もし時間がギリギリだったり、電車を待っていた位置が実際の車両から離れていた時(←〇号車がどこに停まるかは非常にラフな情報しかない)などは近くの車両にとりあえず乗り込んで車両内で移動することもあったのですが、それはちょっとリスクがあるということですよね。しかも車内アナウンスも丁寧な時もあるのですが、あまり記憶にないことも。そして確かフィンランド語のみだったような気がします。もしフィンランドで長距離列車に乗ることがある方は要注意です。自分のことは自分で責任取らないといけませんからね。
こちらは以前撮ったセイナヨキから出ているユヴァスキュラ行きの電車。本数も少なく車両も少ないのです。
それにしても今回の件、女性陣の反応を見ながらフィンランド女性のパワフルさを頼もしく思ったのでした。
ということで皆様、よい一日をお過ごしください。
電車で逆方向に乗ったことがある方も、そんなヘマとは無縁ですという方も
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