2023-09-15 Fri
Moi!天気予報は裏切りませんでしたねぇ。最高気温が14度でした。さらに明日の最低気温が0度に見えるのは何かの気のせいでしょうかねぇ。幸い今日は晴れ間も見えたので救われた日でした。半袖で歩いている人もいましたけども…9割の人はジャケット羽織っています。
さて、9月13日から17日までからヘルシンキではHabitareという家具、インテリア、デザイン関連の大きな展示会が開かれ、会場は賑わっていると思われます。今回はそこに初参加しているセイナヨキ発のブランド、Ehea Livingについてご紹介します。
Ehea LivingはTiina Roosさんが立ち上げたブランド。2020年の終わりにTiinaさんは森に行って2~3本のレンガのパイプを持って帰ったことからストーリーが始まります。そのレンガのパイプは1940年代から1970年代までにTiinaさんの旦那さんのお父さんの工場で作られていたもの。初めはそれをどうにかして活かせないかと考えていたのですが、結局それにインスピレーションを得てそのレンガのパイプのような形のランプを作ることにしたそうです。
それがこちら。

出典: https://ehealiving.com/
立てて使ってもよし、横に寝かせて使ってもよし、また吊り下げることもできる優れもののランプ。色は白、黒、赤、緑の4色展開。
アイディアを思い立ったのはちょうどコロナ感染のピークの時。不幸中の幸いとでもいおうのでしょうか、その当時新製品の開発に対して国から補助金が出ることを知り、プロジェクトが進み始めました。ヘルシンキ在住のデザイナー、Jukka JokinenさんとHeikki Konuさんの力も借りてお義父さん、Teodorの名前を冠したTeoランプが完成したのです。
このランプの形は旦那さんの家族からインスピレーションを得ていますが、Tiinaさんのお父さんも柱時計というのでしょうか、装飾の美しい大きな時計を製作していて、ハンドメイドにはTiinaさんも昔から興味があったそうです。この2つの家族のつながりが製品の根底にあるのだそうです。
このTeoランプは去年の冬にストックホルムの国際家具見本市でデビュー。製品は国内のみならずスウェーデン、中央ヨーロッパからもオーダーが入っているとのこと。ちなみになんとイギリスのVogueにも紹介されました。
まずはランプが完成したので、これから次の製品の制作に取り掛かるとのこと。今後の製品も楽しみです。
フィンランド語ですが、HabitareのEhea Livingの紹介のページはこちらから、またWebはこちらからどうぞ。
新しいものをただ創り出すのではなく、伝統的なものを活かしながら次の世代につないでいくというのは素敵な考えですね。
ということで皆様、よい一日をお過ごし/お迎えください。
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