2023-09-06 Wed
Moi!今日は朝から雨が降り始め、最高気温が12度という肌寒さを通り越して寒いお天気でしたが、夕方になって晴れてきました。明後日から20度前後のお天気に戻るようなのでホッとしています。
さてイマトラの旅について長々と綴ってきましたが今回宿泊したホテルと、近くにあるImatorankoskiという急流について書いて終わりにします。
まずはスーパームーンと共にご紹介したお城のようなホテル、Scandic Imatra Valtiohotelから。もともとはこの建物の前に建てられたのは木造のホテルだったそうです。最初の部分が1871年に、そして別館が1893年に建てられ、当時はロシア人やドイツ人がこちらに魚釣りや観光目的で訪れて泊まっていたそうです。残念ながら火事で焼失してしまったのでGrand Hôtel Cascadeという名前で1903年に新しいホテルが建てられました。戦時中は病院として使われたこともあったようです。1982年に大規模な改修が行われ、会議室部分も加えられ今の形になったそうです。所有者は幾度かの変遷を経て今はスウェーデン系列のScandicが所有しています。

このホテル、裏に急流が流れているし、庭も広々としているのですよ。

こちらが庭の一部。すみません、ホテルの建物を一緒に撮らなかったのでちょっとホテルの庭っぽく見えないかもしれませんね。

ちなみに部屋はですね、広いのはとてもよかったのですがね、残念ながらトイレットペーパーホルダーが壊れた部屋に当たってしまったのと、シャワールームがドアを閉めても床に水がしみ出す構造のものでちょっとストレスでした。たまに古いホテルであるのです。ドアでしっかり遮断したり、床に傾斜をつければそんなにがっつりと浸水はしないと思うのですがね。トンボが備え置いてあるのですが事前に浸水を防ぎたい!もしくはバスマットを2枚置いてくれるとかしてほしい!というのが私の望みでした。
気を取り直して別館のロビー。天井が高くて大きな窓からは自然豊かな森が見え、ゆったりとした時間が過ごせます。

本館と別館の廊下には大きな写真がいくつもかかっていたのですが、どうも日本の風景なのです。紅葉、桜、石灯籠など。ホテルの人にちょっと聞いてみてもはっきりした答えは得られなかったのですが、何か所縁があったに違いありません。

廊下の真ん中にもソファが。家人を待つ間スマホの電源がなくなりそうだったのでここで充電させてもらいました💦

朝食会場も広々としたレトロな空間。

そしてホテルの裏にある階段を降りると

Imatorankoski(=イマトラの急流)がありました。

地層?が幾重にも重なり歴史を感じさせます。もともとは約5000年前にサイマー湖からの水が流れ込んで形成されたのだとか。

今まで見た川とはかなり違うワイルドさ。

ダムの開放がどうやら8月末まで行われたいたようです。1日遅かったか、時間がずれていたか。

川沿いにはきれいに整備された遊歩道と公園がありました。

イマトラ来訪記念用フレームでございます。

噴水も。ちなみにフィンランドの噴水ってこのようにただ水がバシャーッと出るだけのタイプが多いです。これはまだ斜めから出ているからちょっと特別な感じはするのですが、奇をてらった噴水は他の国でしかまだ見たことがありません。

トリップアドバイザーを見るとイマトラはやはり急流推しのようです。(1位と3位は同じものと思われます。)アールト設計の教会は残念ながら6位。ただその理由の1つが老朽化で評価が低いというのもあるのかもしれません。
それはさておき、ホテルには団体客もたくさん来ていて賑わっていました。あの橋が工事中でなければ今回もう少し自転車で回れたかもしれませんが、迷ったおかげで割と土地勘も養えたので次回はさらにディープに楽しむことができる気がします。
ということで皆様、よい一日をお過ごし/お迎えください。
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