2023-03-01 Wed
Moi!早いもので今日で2月も終わりですね。今日は雪が降ったり、晴れたり、曇ったりの不安定なお天気でした。最高気温は+2度でした。少し雪が溶け始めていますが、週末からまた最高気温がマイナスになりそうで、この溶けかけの雪がどうなるか?少し心配です。
さて、フィンランド語で”Kauppakassi auto”という言葉があります。Kauppaはお店、Kassiは袋、Autoは車。訳すとショッピングバッグカー。買い物に行くときに使う(=短距離しか乗らない)コンパクトで価格帯が安い車を指すようです。自分の車を表現するときは問題ないですが、相手の車のことを言及するときには使い方を気をつけた方がいいかもしれません。
それにしてもちょっと見下した感じが漂うこの言葉が役立つ日がくるとは思いませんでした。
週末に家人と私は中古車販売店にいました。
”Kauppakassi autoを探しています。色は白と赤以外のハイブリッド車を”
この少ない言葉で私の希望は網羅されています。
運転が得意ではないのでとにかく小回りの利く小さい車が大前提。そして私の場合、まさに1~2週間に1回、短距離運転が基本なので正直言って価格が高い車は割に全然合わないのですよね。
色は運転のモチベーションにつながりますからね。これでもかなり譲歩しています。(初回は緑を指定したら担当者が無言になりました。)新車ではないからこの譲歩は大切、というより必須。
そして地球環境を配慮して、また今後もし売るとしたらハイブリッド車の方がガソリン車より売りやすいかと思い、それも希望に入れました。
セールス担当の人は頭の中のデータベースをぐるぐるとサーチし、数ある中古車からピックアップして見せてくれます。
Volvoを見せられた時にちらっと価格を確認したところ予算大幅にオーバーアラームが💦でも落ち着いて
”これはKauppakassi autoではありませんよね。もう少し小ぶりなのを見せていただけますか?”
とスマートに対処することができました。
Kauppakassi auto、最高。
おかげさまで軽自動車並みに本当に小さい車に巡りあうことができました。タイヤも私でも持てそうなぐらい小さい。(フィンランドはウィンタータイヤとサマータイヤが必須なのです。)本当は買うのはもう少し先でもいいかなと思っていたのですが、割といい条件だったので2軒目で購入決定。その場で今の車も買い取ってもらって、そのまま新しい車に乗って帰りました。
車の名義変更もWebでできるし、便利でした。突然の約10年乗っていた車とのお別れとなりましたが、新しいKauppakassi autoと共に新たな思い出を築いていきたいと思います。(近距離運転で思い出?という疑問はさておき。)
本文にはまったく関係ありませんが、私の車の何倍もするであろうクラシックカーの写真を貼っておきます。

一方、昨日雪解け道を走った我が車は早速ドロドロになってしまいました

ということで皆様、よい一日をお過ごし/お迎えください。
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2021-11-19 Fri
Moi!今日は朝少し雨が降っていたのですが、午後から晴れてすっきり青空に恵まれました。外出した時は4度だったのですが、あったかいなと思ったのでした。最高気温がマイナスの、外出すると空気が冷たいのを体験済なので4度なら全然寒くないと思えるのです。そのうちに今日は-10度?割とあったかいなと耐寒度がどんどんアップしていくことでしょう。
さて今日は翻訳の難しさについて。フィンランド語は日本と発音が割と似ているし、いくつかの例外を除けばローマ字読みでOKなのですが、拗音や促音がつくべきところについていなかったり、その逆であったり。また発音が似すぎているが故にフィンランド人から”新しいブランドにこのような名前をつけようと思うけど、日本語で悪い意味はないかしら?”という問い合わせを受けたこともありました。
併せてフィンランド語は日本語と違って子音の後にすべて母音が来る訳ではないので、例えばセイナヨキのあるEtelä-Pohjanmaa県は私はエテラポフヤンマーと書いていますが、エテラポホヤンマーと書く人もいれば、南ポフヤンマー(Eteläは南)と書く人もいれば、英語の南オストロボツニア(スウェーデン語からきている)と表記する人もいればと様々。どれが正しいというものでもないのですが、迷った時はWikipediaを参考にすることもあります。
ところでちょっと前にこれを購入しました。

フィンランドのオーガニックコスメ、フランシラの”土管のおやじ”でございます。
一体土管のおやじってフィンランド語で何というのだろう?と見てみたところ”Ojan Isännän Muistolinimentti"、英語では"Finnish old time liniment"。そもそもフィンランド語が独特の表現なのです。直訳すると”オヤ(=苗字)主人の記憶の塗布薬”。意訳すると”オヤおじさん調合の塗布薬”みたいになりますかね。英語は割とすっきり”フィンランドの昔の塗布薬”。ちょっとオヤおじさんの存在がかすんでいます。一方日本語はおじさん前面に出て、塗布薬なんかどうでもいいぐらいの存在感。
なぜ?と思ったら公式ページに
18世紀に実在した森のセラピスト(シャーマン)、オヤンおじさんが開発した伝統レシピ「土管のおやじ」(ハーブボディローション)がフィンランドの2013年ケア製品大賞を受賞しました。
この賞は健康食品、ケア製品が対象で製品のクオリティに対して贈られる最も栄誉ある賞です。安全性・品質・使用感全てにおいて高く評価された製品に与えられます。
「土管のおやじ」は肩や首の、背中などをリラックスさせるハーブボディローションです。
パッケージ写真はこの製品の開発者「オヤンおじさん」(ニックネーム:土管のおやじ)で130年前に実在したフィンランドで初めての男性セラピストです。
彼が開発した薬草レシピが製品化され今ではフィンランドの全薬局で販売されています。ペパーミントの香りで心地よくリフレッシュできます。
と書かれておりました。大胆にもおじさんのニックネームを使っていたのですね。オーガニックでパステル調の温かいデザインが並ぶ中異彩を放っているそのネーミングとオヤおじさんのドヤ顔。でもそのネーミング故に”これは何?”と疑問を持たせようというフランシラの戦略にわたくし、すっかりはまってしまいました。
実際、液はさらさらなのですが、筋肉痛など痛いところにすり込むと痛みが和らぐような気がします。香りもミント系のすっきりとした香り。さらに土管のおやじのドヤ顔を見ていたら痛みも和らぐというものです。
時々ぶつかる翻訳の壁。元の意味を損なわない程度に発想豊かに対応してゆきたいものです。
ということで皆様、よい一日をお過ごし/お迎えください。
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2021-07-26 Mon
Moi!今日は暑さが戻ってきて最高気温が27度。今年の夏は日本でしか着られないような真夏用の服を着るチャンスがたくさんあって嬉しいです。もう7月も終わりに近づいているのでしっかり夏を満喫しなければと自分に言い聞かせています。
さて、今回はセイナヨキから車で1時間半ほど離れたNärpiöという街にある温室を改造したレストラン、Lind's Kökをご紹介します。Närpiöは海の近くにあるスウェーデン語圏の街で、温室栽培でも有名なところ。友達夫婦からすごく美味しかったと勧められていて前々から行きたいと言っていたのがとうとう叶いました。
まずはこちらの華やかなトマトサラダをご覧ください!食用の花も添えられていて見た目も華やか。ビュッフェで食用の花が添えられているのはここが初めてでした。そして上の段には温室でとれたであろう新鮮なフルーツが取り放題。ビュッフェでこれだけの種類のフルーツが並んでいるのは高級ホテルの朝食並み。

右は旬のイチゴ。なんと大胆にもニンニクで和えています。最初はその大胆な組み合わせに驚きましたが、イチゴの甘さとニンニクの香りがよいバランスで美味しかったです。そしてキノコのマリネもうまみがギュッと出ていてこれまた幸せな味。

メインはサラダとフルーツですが、ひっそりと豚肉とサーモンもありました。サラダドレッシングも手作りで色々な種類があり、どれをかけようか決めるのに迷ってしまいました。

デザートはこれまた大胆なキュウリのパンナコッタ。キュウリのさっぱりとした味と甘いパンナコッタがこれまた意外に合って美味しかったのでした。夏の味。

てんこ盛りに取ったのがこちらのお皿になります。フルーツ好きなのでたくさん取りましたが、これはデザートなのでは?と迷いながらもお腹いっぱいにたくさんいただきました。もちろんキュウリのパンナコッタも♪

温室のレストラン?と思われた方もいるかもしれませんが、このようにすくすくと育った植物に囲まれて食事ができます。

バナナってこんなふうに生えてくるんでしたっけ?

私達は端の席だったのですが、大きな柑橘類がすぐ横に。

人気のレストランのようで(ランチは21ユーロ≒2700円となかなかファンシーな価格設定)、私達はオープンしてすぐに入ったのですが、お客さんはひっきりなしに来ていて、帰る頃にはバスに乗って来た観光客の方々も続々とお店に入っていました。
メインの温室の隣にももう一つ温室があり、ここでも食事できるようになっていたので団体客の方々はこちらで食べたのかもしれません。

敷地内にある庭にも自由に入ってOKでした。

このような本格的な温室もあった他、

温室の外ではこのようなベリー類が植えられていたり、

これはブドウでしょうか?果物なども植えられていました。

以前読んだ新聞記事によると、Närpiöの移民の失業率はこういった農業関係の仕事がたくさんあるので非常に低いし、積極的に働いているのだそうです。そういえばセイナヨキのスーパーの外で春巻を売りに来ていたベトナム人のご夫婦はNärpiöの温室で働いていて、スウェーデン語しかできないと言っていたのをふと思い出しました。
このレストランにはなんとなくこの日がいいから行こうと決めたのですが、なんと同じ日の1時間後に家人の従妹夫婦(ラップランド在住)と彼女の両親でもあり家人のゴッドペアレント(セイナヨキ在住)も同じレストランに来ていたことが判明。奇遇なご縁に驚いたのでした。
さらに別の友達の情報によると小さい街にも関わらず巨大なアジアンショップがあるということを後で知りました。ああ、知っていたら必ず行っていたのに。
これはまた再訪しろということですよね。
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2021-01-27 Wed
Moi!今日は一日中曇っていました。最高気温は-2度。それにしても雪がだいぶん積もってきて、雪かきして集めた雪山がだいぶん高くなってきました。明日からずっと雪マークがついているので今シーズンは昨シーズンと違ってかなり雪が積もりそうです。
さて今回は地元の新聞記事をご紹介します。
Laihiaというポフヤンマーにある人口1万人弱の街に住むPaula Nivukoskiさんの職業は作家。子どもの頃からムーミンが好きで、夢はいつかムーミンの本を書くこと。そんな彼女に昨年の夏出版社からトーヴェ・ヤンソンのイラストを使ったムーミンの本を執筆しないかという夢のような依頼が舞い込んできたとのこと。
トーヴェは2001年に亡くなり、ムーミンの本を出版する時は非常に慎重に検討され、稀なことになっている中の依頼です。Paulaさんはいつもムーミンの本を書きたいと思っていたもののまさか実現するとは思っていなかったのでその驚きは大変なものだったとのこと。
彼女の本は”Onnelliset aakkoset"(一番ハッピーなアルファベット)。新しいムーミンの物語は作れませんが、この本はトーヴェのイラストにちょっとした物語をつけたアルファベットを紹介した本。子ども達が読んだり書いたりするのに興味が持ってもらえるように作られた本です。
Paulaさんは一つ一つのアルファベットに向き合って物語を考えていったそうです。歩いている時も、泳いでいる時も、ハンモックに揺られている時も。例えば”R”は激しい雷雨、嵐の文字。彼女の思いは子ども達が文字をゲームのように覚えていくこと。どんどん想像力を膨らませて楽しんでほしいと。そして大人も子どもと一緒に楽しんだり、こども達が楽しむを手助けしてほしいとも考えているそうです。
またPaulaさんの周りにはトーヴェ・ヤンソンにまつわる不思議なご縁が。この本を書く前の昨年の夏、彼女はトーヴェとパートナーのトゥーリッキ・ピエティラが過ごしていたクルーブハル島のサマーコテージに滞在していたのです。このサマーコテージは夏の間アーティストレジデントとして1週間だけ滞在できるもので、海外を含めて希望者の多いレジデントですが、見事彼女は滞在することができたのだそうです。
もしかしたらPaulaさんがこの本を書く運命は決まっていたのかもしれないですね。
彼女の本はこちら。

出典:https://otava.fi/kirjat/onnelliset-aakkoset-2/
ちなみにこの本はフィンランド語の他にスウェーデン語でも出版されるとのこと。私も近々図書館か本屋さんをのぞいてみる予定です。
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2020-10-09 Fri
Moi!今日は雨の予報で覚悟していたのですが、夕方に通り雨が降った以外は割といいお天気でした。最高気温は14度。そしてその後気温はじわじわ下がっていき、来週の予想最高気温は10度以下の予報となっています。
さて今日は語学学習に関してのご紹介です。
2016年1月に”無料の語学学習サイト ~Quizlet~”というブログを書いたのですが、今日はその補足です。
語学学習の無料アプリはいくつかあるのですが、少しずつ学習していくと大きな悩みは自分に合ったレベルのものが見つけにくくなるということではないでしょうか。初心者用のものはたくさんあるのですが、レベルが上がれば上がるほど個人差は開いていきますからね。
ちょうど先日専門用語を覚える必要があり、エクセルでフィンランド語、英語、日本語の比較表を作成しました。ふとQuizletの存在を思い出したのでQuizletを使うことにしました。まずはログインし、作成画面を開きました。

一つずつ直接入力することも可能ですが、データを簡単にインポートできるのです。私はエクセルをそのまま↓にコピペしたらすぐに学習セットができました。

学習方法は↑のリンクのブログのスクリーンショットをどうぞ。

前回作った学習セットは単語数が800以上と膨大になった(しかも開けなくてサポート依頼中)のでなかなかすべてを覚えることはできておりません💦でも今回の専門用語は80個ぐらいに絞ったところ、間違えた単語は何度も繰り返し(執拗なまでに)出題されるので覚えやすいことに気付きました。またちょっとした空き時間や気分転換をしたい時にクイズ感覚でできるのもいいです。このおかげで最初はWebに書いてあることがさっぱりわからなかったのが学習後に読んだら何について書いてあるのか大体理解できるほどに。
また前回の記事でも書きましたが、語学を教えている人もこれを使えば簡単なテスト問題も自動的に作ってくれるのでかなり便利なツールなのです。
もちろん何らかの形で自分で入力しなければならないのですが、単語帳を使って学習している人は、単語帳に書き込む代わりにこのアプリを使えばPCでもタブレットでもスマホでも使えるのでお薦めですよ。
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