2022-08-16 Tue
Moi!今日もよいお天気で気温が27度まで上がりました。もう夏は終わりかと思っていたので嬉しいです。そしてどの半袖の服を着ようと毎朝楽しみながら選んでいます。
さて、少し前になりますが、近所の湖(15km)をサイクリングと、また別の日にはSUPボード(Stand Up Paddleboard)に行ったので両方の写真を比べてみたいと思います。
SUPボードをした日は若干風があったのですが、両方が森に囲まれているこの場所は風が穏やかで、そしてこの絶景です。

水面は静かで、アメンボが水紋を作っているところだけ動きがあります。向こうの方に橋が見えてきました。

この日は飛行機のショーがあり、残念ながら飛んでいる音がちょっとうるさかったのですが、一部飛行機も小さく写っています。何よりカメラを取り出すのに、落としてはいけないと慎重に出している間に、もう飛行機は視界から遠のいていたので、こんな写真しか残っていませんでした。

以前にも書いたのですが、SUPボード(と言いながら座って漕いでいるのですが)は湖が手を伸ばせば届くところにあり、目の前に拡がる美しい湖を見ながら漕ぐことができます。
橋の下から見上げたらこんな感じで、

同じ橋でも上から見るとこんな風景になります。

サイクリングでは湖との距離が遠いですが、代わりに湖以外の景色を楽しむことができます。

フランスのジヴェルニー帰りですからね、睡蓮には敏感ですよ(違)。ちょっと撮ってみました。

森の小径はいつも神秘的です。

この辺のブルーベリー(正しくはビルベリーというそうなのですが)はすべて採られた後かと思ったのですが、想像以上に残っていて、ちょっとつまみながらサイクリングできました。歩いて来るのには微妙に遠い距離なので、ここまでわざわざ採りに来る人がいないのか、またはジョギング、サイクリングをしている人達のために残してくれているのか。小さい実は甘酸っぱくて美味しかったです。

木の1本1本もよく見ると個性に溢れています。

SUPボードは眺めは最高なのですが、ちょうどSUPボードをする前日に右腕の調子が悪く、無理に漕いだのがよくなかったらしく、まだ痛みが長引いています。そんなこともあり、今シーズンはこれで終わり。風が強いとかなり体力消耗してしまうので個人的には満足です。サイクリングはまだもう少し楽しめそうなのでまた行きます。
ということで皆様、よい一日をお過ごし/お迎えください。
野生のブルーベリーを食べたことがある方も、お店で買ったものしか食べたことがない方も
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2022-08-15 Mon
Moi!今日は予報通りよいお天気で、最高気温は夏日といわれる26度。7月の26度の日に比べると風は少し涼しくなってきたので、快適な一日でした。
さて、セイナヨキでは2019年の春に中央広場がオープンしました。そして土曜日にはずっと建設中だったマーケットパビリオン(Toripviljonki)がオープンとなりました。
全体はこんな感じです。

その前にパビリオンとは?と思われる方がいるかもしれません。簡単にいえば簡易ステージ。実は中央広場はフィンランド語ではKeskustori、英語にすると中央マーケット、または中央市場。街の中心に市場があり、そこにはもちろん市場もあるのですが、そこを中心に人の流れができ、文化が生まれるのです。特に夏の間はパビリオンでイベントが開催されたら多くの人達が集まることを前提に建てられました。ただ…コロナや戦争などの影響で資材が予定通りに届かず、6月完成予定が今までずれ込んでしまいました。そしてまだ一部完成していないのですがね。
昨日のオープニングセレモニーにはたくさんの人達が集まりました。

この人は手品師。子どもをステージに上げてちょっとしたボケをかましたりして子どもたちを楽しませていました。

ステージを使う時はこのように真ん中に仕切りを置いたり、アンプを置いたりして対応します。

拡大したらこんな感じ。

そして昨日家人が楽しみにしていたのはVoice of Finlandで優勝したSusanna Erkinheimoさんのコンサート。隣でアコーディオンを演奏しているのは私の結婚式でも演奏してくれたJonnna Pirttijokiさん。メインの演奏はバイオリン、パーカッション、ギター、ベースメンバーがいましたが、アンコールは2人で。Susannaさんの曲のチョイスは私好みでStand by Me、Rehab、愛の讃歌、ロミオとジュリエット等伸びやかな歌声を披露してくれました。

オープニングの日は人がたくさんいたのと、お天気が今一つだったので実は日曜日にも行ってきました。

ちょっと暗くて見づらいのですが、お昼前にも関わらず、多くの人がお茶していました。新しいパビリオン効果。

パビリオンを設計したのはセイナヨキに事務所のあるOopeaa。木をうまく使った設計が多いです。

実はこのパビリオン、総工費が高く、市民には不評だったのですが、実際完成したのを見ると、いいものですね。特にセイナヨキは新しい街で、歴史ある建物は少ないですが、こういうモダンな建物が加わっていくのはいいことだと思うのです。

横から見たところ。時々他の街に出かけたときにこういう広場(=Tori =Market)に行ったこともあるのですが、こんな立派なステージはあまり見たことがないかも。

後ろから見たところ。階段もあるし、車椅子用のスロープもあります。

地元の新聞に載っていたインタビューで”Vaasaのステージより立派だね”と答えていた人が。ちなみにその人の奥さんはVaasa出身というオチが。Vaasaはセイナヨキのお隣の街で、セイナヨキより歴史があり、少し大きい街。フィンランドとスウェーデンのようにお互いに微妙な敵対心を持っているのです。(でも必要な時は結束します。)

夏もそろそろ終わりですが、またイベントがあれば行ってみたいと思ったのでした。
ということで皆様、よい1週間の始まりをお迎えください。
大きな舞台に立ったことがあるという芸達者な方も、観客側専門ですという方も
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2022-08-13 Sat
Moi!午前中は雨が降っていて、午後になると晴れになるという天気予報に半信半疑だったのですが、本当に晴れました。朝雨が降っていたとは思えないほど今はいいお天気です。最高気温は20度と引き続き過ごしやすいお天気でした。
さて、今年の夏休みは割とアクティブにしていて、アップしそびれていた写真も少しずつアップしていこうかと思っています。
今回は7月の初めにKyrö DistileryでもおなじみのIsokyröにある教会でのゴスペルコンサートに行ってきたのでその様子をお伝えします。
実はIsokyröにはVanha kirkkoというその名の通り古い方の教会があり、その中がおもしろいという噂を聞いているのですが、行ってみたらちょうどその日は閉まっていたり、今回もVanha kirkkoで行われると思っていたのですが、現在改修中とのことでメインの教会での開催だったので、未だ入ったことがないのです。この教会は村の規模を考えると大きな教会のような気がします。

中はフィンランドの教会らしく白を基調としたシンプルなもの。

シャンデリアが立派で、大きな窓からは明るい夏の光が射し込んでいました。

バンド名は忘れてしまいましたが、Kokkolaのバンドでした。真ん中の女性はパーカッションも担当。アメリカのゴスペルのような迫力はなかったものの、心温まるコンサートでした。

教会ではこのように時々(ゴスペル以外にも)コンサートを行ったりするのです。ちなみに入場料は無料でしたが、途中で任意の献金回収がありました。
夏休みということもあり、このように当日にふらりと近辺の街に気軽に出かけることもでき、よい思い出になりました。
帰り道にかわいいアイスクリームスタンドがあったので寄ってみました。セイナヨキのYlistaroという地域。

すぐ近くにあった建物は青少年センターとでもいうのでしょうか。カルチャーセンター?公民館?とにかく人が集える場所です。

フィンランドらしくジャンプ台もありました。

そしてサマーシアターも。この日は上演されていませんでしたが、このようにお天気のいい日には外でお芝居を観るのもよいものですね。

今は市町村合併が進み、小さい町や村は忘れがちになりますが、例えばこのように1ヵ所に文化活動や運動ができるところが集まっているのを見ると、ここがその地域で大切な役割を果たしているのだろうな、などと思いを馳せたりするのです。アイスクリームも美味しくいただきました。
ということで皆様、よい週末を、日本にいる方はお盆ですね。台風なども気になりますが、備え万端でよいお盆休みをお迎えください。
夏はアイスクリーム優先で!という方も、食べ過ぎないようにうまくコントロールしている方も
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2022-08-12 Fri
Moi!今日は雲が多かったですが、晴れ間も見え、最高気温は22度まで上がりました。風が少しずつ秋めいてきていますが、まだ夏の名残を楽しんでいます。
さて、8月といえばフィンランドでは子ども達の長い夏休みが終わり、新学年が始まる月。学校が始まる日は地域によって異なり、ほとんどの学校が今週から始まるとのこと。セイナヨキは昨日から、でもお隣のVaasaは来週の月曜日からなのだとか。
昨日のTwitterでセイナヨキ市が、小学校1年生の親を対象に学校の初日に有給休暇を与えたそうで、200日分の申請があったそうです。
セイナヨキは子育てがしやすい街を目指しており、もともとは市の労働福祉マネージャーである Elisa Saunamäkiさんのアイディアが採用され、冬に決定されたとのこと。
もちろん職員が有休をとることにより、コストは発生しましたが、費用対効果ははっきりとした数字に表れるものではないし、それはいいことだと人事部長は考えているとのこと。
両親の2人とも市の職員の場合は、個人の判断に任せているとのこと。例えば両親共に市の職員で、なおかつ双子だったので2人揃って有休を取ったという珍しいケースもあったとか。
市の職員だけずるい、しかも税金で!とか、自分達の時はそんな制度がなかったのに不公平だ!等という声も上がりそうな気もしますが、これを伝えるニュースのTweetに関しては59件のいいね、1件のコメントもポジティブなもの。子どもを育てたことがある人なら学校の初日の大変さもわかっているから、なのかもしれませんね。個人的には1日のことだし、それで職員の方が快く働いてくれるのならいいのではないかと思うのです。
最後の写真は冬に撮った近くの小学校。(冬だとやっぱり空気感が違いますね。)
ちなみにここは私立なのでかなりこじんまりとした学校なのですがね。新しく小学校に通い始めた子も含めて皆楽しく学校に通っているといいなと思います。

ということで皆様、よい一日をお過ごし/お迎えください。
初日は緊張するタイプの方も、初日から友達を割と簡単に作れるタイプの方も
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2022-08-11 Thu
Moi!今日は昨日に比べて曇りがちなお天気でしたが、気温は21度まで上がりました。穏やかな日が続いています。
さて、昨日に続いてヘルシンキのお上りさんの旅、今回は食べ物以外のご紹介を。
ヘルシンキといえば大聖堂ですよね。やっぱり写真映えするのでついつい撮ってしまいます。

市場の近くにあるアマンダ像。メーデーイブにはこの辺が大変なところになる場所。

以前も書きましたが、フィンランドにはミュージアムカードというのがあり、それを買えばフィンランド国内のほぼすべての美術館が1年間無料で入れるのです。家人はミュージアムカードを、私はガイドのカードがあるのでそれで2人で気軽に美術館に入ることができるのです。まあ正直なところ、ハズレの美術館というか個人的に響いてこない美術館もあるのでお試し感覚で入れるのがよいのです。
まずは街中のKämpの地下1階にあるMuseum of Photography K1という写真美術館に。今回のテーマは”Forest of the North Wind”。森の木の様子が美しい写真に収められていました。

写真だけでなくこのようなオブジェもあり、見入ってしまいました。

系統図のようなオブジェも。

拡大すると一つ一つに森で撮った写真が写っているのです。

まさに森からの宝物。

暑さにうんざりしている方に涼をお届けします。これは雪が降り始めの季節でしょうね。真ん中の木だけが雪に取り残されて茶色く浮かび上がっているかのよう。

森の動画もあり、小ぶりながら印象的な写真がたくさんありました。この美術館、前回も素敵な展示をしていたので、もしヘルシンキで時間がある方はよろしければ。ちなみに同じ建物にはマリメッコ、Cos、&other stories、2Fにはおしゃれな雑貨などのショップもあり、ショッピングでも外せない場所なのです。
今回は中には入りませんでしたが、Amos Rex美術館には期間限定で屋外で展示されている日本人アーティスト、川俣正さんの作品も見ることができました。

どちらもすべて廃材で作られたいわゆるエコ?な作品。

KämpではなくKamppi(Mujiが入っているショッピングモールです)の近くにアジアンショップができたと密かに噂を聞きつけて周りをうろうろしていたら、アジアンショップは見つからなかった代わりにアルヴァ・アールト設計のSähkötaloに出会うことができました。なんとここはフィンランドでよく見かけるコーヒーのチェーン店、Robert's Coffeeだったのです。

お客さんが誰もいないのをいいことに興奮気味に写真撮りまくりました💦天井からは自然光が射し込んで明るい。

天井の白さと壁の落ち着きの対比がまた意外でよいですね。

このランプはあまり見たことがないのですが、アールトのデザインなのでしょうかね。

圧巻のファサード。紛れもないアールトですね。アールトの建物はドアハンドルで気づくことが多いです。今回も。

一方こちらはヘルシンキ中央駅構内のイタリアン。駅の構内でこんな天井の高い歴史ある雰囲気で食事できるのは素敵だと思うのです、はい。

翌日向かったのはケーブル美術館。前々から行ってみたいと思いながら、メトロに乗って行かなければならず、なかなか足が向かなかったのですが、今回家人がここの写真美術館を提案してきたのでちょうどよかったのです。

こちらの建物は中には入れたのですが、土曜日だったためか受付も閉まっていて閑散としていました。

もう1つの建物には3つの美術館/博物館が入っていて、これが写真美術館。Agnès Varda展でした。ちなみにアレクサンダー・カルダー家族。映画のポスターにでもなりそうな不機嫌ぶり。

フィンランドの森の写真が投影されていて、床の写真もどんどん伸びていく仕掛けになっていました。写真のことは詳しくないのですが、個人的にはKämpの写真の方が印象的でした。

次に行ったのがホテル&レストラン博物館。シナモンの甘い香りがする博物館は初めて。臭覚に訴えてくる博物館とは新しい形ですね。

最初にこんな展示があり、後はレストランやホテルの時代変遷を紹介した博物館でした。

3つ目は劇場博物館。展示はダンスに関する展示、衣装関連の展示、舞台装置など。

ダンスセクションにはレジェンドのダンサーの写真等も飾られていたのですが、どうもこちらが気になりまして。この無表情ぶりがフィンランドらしいというか。

衣装は華やかなドレスもたくさん。フィンランドでも昔はこういうドレスとか来ていたのでしょうかね。上流階級の人達なら着ていたような気もします。

舞台装置があって、照明とか自分で調節できるようになっていたと思われます。

また中心地に戻り、Kamppiの広場にホッケーの特設会場が設営中でした。こういうのを空気で膨らませていたので機材の移動とか便利そうだなと思ったのでした。ある意味エコかもしれません。

KamppiのFazerカフェでまったりとしながらTwitterなんかをチェックしていたら、すぐ近くにあるHAMでの展示がいいという情報が流れてきて、即行ってみました。
展示はGreta Hällfors-Sipilä & Sulho Sipiläの夫婦展。特に奥さんのGretaさんの絵が明るくて自由で惹かれました。これはBathing Cabinという作品。柔らかな色合いもいいですよね。

Gretaさんが描いた教会の絵。

同じ窓から見た旦那さんのSulhoさんの教会の絵。旦那さんはちょっと生真面目なタイプの人だったと思われます。

HAMにはトーヴェ・ヤンソン(8月9日がお誕生日でしたね)の絵がありましたが、久々に行ったら写真も何枚か加わっていました。写真の中のトーヴェはいきいきとしていて楽しそう。

美味しい食べ物、美術館、ショッピングなど都会に行くと魅力的なものが溢れています。またこれから長い冬がやってくるので命の洗濯に出向きたいと思ったのでした。
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